全日本ジュニア&宏紀 中国F、SF | 谷澤英彦 公式ブログ - Stage Coach - | 史上最年少の17歳で全日本テニス選手権優勝、ナショナルチームコーチの谷澤英彦のブログ

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2009.8.15

全日本ジュニアの視察7日目。今日は曇っていたので過ごしやすい一日でした。大会はいよいよ大詰め。16歳以下のSFと18歳以下のQFがありました。ここまでくると、どの試合も注目のマッチ。どれか一つに絞って見るのはもったいない試合ばかりです。

今日はどれかの試合をピックアップするよりも負けてしまった選手に対してエールを送りたいと思います。

明日試合に残っているのは10数名。64名のドローの中の60名以上は負けを経験しました。しかし、負けてしまった選手は何かを失ったでしょうか。失うものは何もありません。得られたものしかないはずです。私はジュニアの時代はもっともっと負けていいと思います。(自分自身がそうでした)もちろん勝てることに越したことはありませんが、負ける方が断然勉強になります。負けた時ほど何かを変えるチャンスです。それは技術かもしれませんし、気力、体力かもしれません。今までと同じことをしていたのでは進歩はありえません。それを気付かせてくれた負けであれば最高の負けになります。「高い授業料」という言い方をすることもありますが、敗れたみんなは敗戦という高い授業料と引き換えに変わるチャンスを手に入れたのです。個人個人が抱えている問題点から逃げずに立ち向かっていける勇気や意識、覚悟を持ってください。負けた後は中々そんな風には考えられないものですが、前向きに気持ちを整理して欲しいと思います。若いみんなはまだまだ人生これから。苦しみも乗り越えてより大きく成長してください。

明日は
16歳以下決勝
男子 今井VS内田
女子 大前VS尾崎
18歳以下SF
男子 江原VS鈴木
    内山VS関口
女子 伊藤VS伊波
    小和瀬VS布目

宏紀にも同じことが言えます。中国FのSF、井藤選手に46、61、67(6)で敗れました。ファイナル5-4サービングフォーザマッチをキープ出来ず。5-6では相手のマッチポイントをセーブしてタイブレーク。タイブレーク0-4から6-5に挽回し逆マッチポイントを掴みますが、再逆転で6-8だったそうです。とにかく残念の一言ですが、宏紀自身は自分のプレーに信念を持ち、自分のテニスを貫き通して最後までやり切ったと言っていました。今後も方向性がブレないように進んでいけば、この負けを生かしていくことが出来るでしょう。課題はまだまだありますが、もっと大きなものを掴むための今日の1敗であれば、納得して良いと思います。

宏紀は明日に帰国して、また来週末にはタイへ出発します。試合が続きバテているでしょうが、少し休息を取りながら良いコンディションでタイに臨んでくれればと思います。

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この記事へのコメント
  • 今回の宏紀くんの対井藤プロ戦は、ヒーヒーフーと深呼吸しながらでないと見ちゃおられないような戦いでした。二人共過去に連敗している中国や韓国のライバルたちを倒して臨んだ対戦だったから、後は自分のテニスキャリアを賭けて戦うしかなく、もしも負けでもしたら自分のテニス人生を否定しかねないのではと危惧していたからです。しかし終わってみれば、次は勝つと決めたプロの宏紀くんがいるだけ。井藤プロも含めて、なんとも驚くべき青年たちです。絶対に私の息子ではないでしょう。宏紀くんや井藤プロを見て、ジュニアの選手の名前を覚えていて損はないなと思いました。

  • んん~~~悔しいですね~
    でも まだまだ これから これから....
    始まったばかりなんですから..
    次への新たな目標ができましたね。
    来週はタイですか。また暑い所ですね。
    北海道から”涼しい風”と”気”を送ります。(@0@)

  • マッチポイントがあったんですねぇ...悔しいでしょうね。
    インド、韓国、中国と徐々に成績を残せるようになってきていて、ランキングも300位台に近づいていますし、これからがますます楽しみです。タイ以降の予定はもう決まっているのでしょうか。応援するほうとしましては、大きなケガをしないように祈るだけです。谷澤さんもお体を大切に!!

  • souさん
    暁さん
    Pearlさん
    コメントありがとうございます。
    負けたことは悔しいですが、宏紀なりに
    整理をして次に向かう気持ちになって
    くれるでしょう。
    今後の予定はタイ→オーストラリア→楽天オープン→柏F、横浜F→
    全日本→慶應C、ダンロップワールドチャレンジCになる予定です。
    秋は日本の試合が続きますので是非応援に来てください。
    よろしくお願いします。

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谷澤英彦
1989年、史上最年少の17歳で全日本選手権優勝。元デビスカップ日本代表。ナショナルコーチとして06年に14歳以下男子の監督としてチームを世界2位に導く。NHKのテニス放送では解説を務める。
テニスカフェにも出没中。

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