選手 | 谷澤英彦 公式ブログ - Stage Coach - | 史上最年少の17歳で全日本テニス選手権優勝、ナショナルチームコーチの谷澤英彦のブログ

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2011.1. 4

新年はゆっくりとし、今日から仕事始めで味トレでG-projectのメンバーを中心に集まり練習会をしています。

さて、今日はご報告があります。もっと早くお知らせしなければいけないと思いつつ遅くなってしまいました。実は昨年末をもちまして宏紀とのコーチ契約を終了し、今年は更新しないということになりました。

金銭が発生するビジネスとして、宏紀がプロになり共に仕事をする時からお互いに価値を感じることが出来なければ継続はしないということでスタートしたので、いずればこういう日が来ることは予想していましたし、いずれはこの日が来なければいけないことも解っていましたので、今回はお互いに良く話し合った末の決断です。

それでもこの2年、ジュニアからプロとして一般の世界に移行するという意味では最低限のところまで引き上げることが出来たと思っています。勿論満足はしていませんが、フューチャーズレベルでは安定した成績を残せるようになりました。特にプロ1年目の草津Fでの優勝、去年の楽天オープンで80位の選手に勝った試合は思い出深い試合です。

そして今年は3年目となる大事なシーズン。更に上のステージを目指す宏紀に様々な面で満足の出来るサポート体制を作ることが出来なかったことが大きな要因です。勿論宏紀に対する配慮が足りない部分もあったので、それに関しては申し訳なく思うこともあります。

しかし、現実的に帯同出来るのは国内の試合だけ。今の宏紀なら一人で回っても十分に同じくらい(またはそれ以上)成績は残せるとは思っていたので、私の役目も終わりが近づいているということを感じていました。それは20歳を迎えた宏紀自身が大人へと成長し、自立した選手になり始めた証拠でもあります。冷静に考えれば今はトレーニングコーチやトレーナーを帯同させること、また海外での試合を帯同してくれるコーチの方が必要ではないかと思います。

大事な時期にサポートすることが出来ないのは残念なことですが、これからは少し距離を置き今までとは違った角度から守屋宏紀という選手を見てアドバイス出来ることがあればしていきたいと思います。これまでもたくさんコメントを頂いた皆様にはご期待に副えず申し訳ありません。また、宏紀ファンの皆さんには情報提供の場が少なくなってしまいますが、宏紀も次の展開を考えているようなので、もう少しお待ちいただいてこれからも変わらぬ応援をよろしくお願いします。

という訳で今年の私のスケジュールはこれまでとは違ったものになるでしょう。どんな一年になるかは手探りな年になりますが、もっと勉強し、もっと経験を積んで自分の進む道を見つけていきたいと思います。

2010.11.26

ダンロップワールドチャレンジ5日目。ダブルスSF、全日本チャンピオンペアに臨んだ宏紀ですが、やはり高い壁を破ることは出来ませんでした。

守屋・佐藤 36、46 岩見・近藤
ファーストセット、セカンドセット共にブレーク出来ず。派手にやられている訳ではありませんが、逆に言えば全てが計算済み。ボクシングで言えばパンチがギリギリ当たらないところを見切られ、かわされているようでした。常に確率の高いプレーを選択してこちらをミスに追い込みます。ラッキーパンチの一発でもあれば状況は変わりましたが、そんな幸運もありませんでした。

それでも今日の宏紀はいつも以上に積極的にプレーして何とか少しはついていけるようになっていたので少しは差が縮まっていると感じました。しかし、良い試合をすることと、勝ち切ることとは違うので、更に距離を縮めより脅威となる選手になっていければと思います。そう考えるとまだまだ課題が一杯。オフもやることがたくさんあります。

まずは体調をしっかり戻し、来週の日本リーグに備えて欲しいと思います。

2010.11.25

ダンロップワールドチャレンジ2R、アジア大会で銅メダルを獲得した竜馬にまたもや敗れました。

宏紀 16、46 伊藤竜馬
これまで一度も勝ったことの無い相手、アジア大会から帰国したばかりで十分な調整が出来ていないので勝つには絶好のチャンスかと思いましたが、宏紀自身月曜に1回戦を終えた後にタイから引きずっていた体調不良がぶり返し、何とかダブルスはプレーするものの今日の2回戦までに回復させることは出来ませんでした。今年最後の国際大会だったので、何とかベストなコンディションで戦わせてあげたかったですが、残念な結果になってしまいました。

それでもセカンドは3-3、40-0とチャンスを掴むまで頑張りを見せますが、ここを逆転でブレークされるとそのまま逃げ切られてしまいました。もちろん、竜馬もアジア大会からの疲れがある中、きっちりと勝ち切った芯の強さがありました。敵ながらあっぱれです。やはり、アジア大会のように国を代表して戦う重さを肌で感じ、精神的にも成長したのでしょう。

明日はダブルスのSF。全日本チャンピオンの岩見・近藤ペアに挑戦します。チャレンジャーレベルでSFに残ること自体が始めてなのでびっくりしていますが、明日も今回のパートナー佐藤文平選手の助けを借りながら頑張って欲しいと思います。

2010.11.22

ダンロップワールドチャレンジ初日、オープニングマッチとなった宏紀の1Rは苦しみながらも勝利し、2Rへ進出することが出来ました。

宏紀 61、76(8) 小ノ澤新選手

ファーストゲームからブレークポイントを握られる苦しい展開を何とか凌ぎゲームを先行しますが、4-1とするまで約45分。一方的に取ったように見えますが、デュースが続く気が抜けないファーストセットだったので、セカンドは簡単にいかないだろうと思いました。3-3くらいの時には後一歩が取れない状態を見てタイブレークまでもつれ込む予感がしましたが、悪い予感は当たりお互いにチャンスはあるもののブレークはないままタイブレークに突入します。

タイブレークは先行し4-2。ここで長いラリーになったポイントを落としたことで抜け出すきっかけを失ってしまいます。6-5と最初のマッチポイントを取りますが、決め切れず逆に6-7と相手のセットポイントとなりピンチを迎えます。しかし、ここでサービスでのポイントが2本。ピンチをサービスで切り抜ける強さを見せます。最後は8-8からミニブレークをするとマッチポイントは今日なかなか打ち切れなかったバックのダウンザラインを決め勝利が決まりました。

練習ではサーフェスにも慣れてきたと感じていましたが、試合になってみると滑るコートサーフェスにボールのコントロールが出来ない場面が多いように感じました。これは練習コートが混み合っている関係で1面をフルに使ったゲーム形式の練習がなかなか出来なかったことも影響しているでしょう。しかし、冬場のインドア試合では練習コートを確保するのが難しいのは皆同じ条件なので仕方ありません。特に大会序盤で選手が多い時は尚更です。

次のラウンドはアジア大会に参加している竜馬の帰国を待つ関係で相手が決まるのが水曜日になり試合は木曜になります。明日はダブルスのみ。今回は佐藤文平選手に組んでもらっています。ダブルスの名手に迷惑をかけないようなプレーで勝利に近づけることが出来ればと思います。

2010.11.21

昨日からダンロップワールドチャレンジが行われる豊田に来ています。宏紀もタイから直接セントレアに入り会場入りしました。心配していた体調も徐々に回復に向っており、練習も予想以上に出来ています。

この試合は私の契約先であるダンロップが冠スポンサーの大会。大会のスタッフの多くは普段からお世話になっている社員の皆さん。これだけ知っている顔が並ぶとこちらも安心し、いつも以上にホームの雰囲気を感じます。また、日本のテニスを強化するためにこの大会を開催し、多くの選手にチャンスを与えてくださることに感謝すると同時に、それが自分の契約先だということを誇りに思います。

昨日と今日は男女の予選が行われ、本戦は明日からです。アジア大会に参加している選手も多く、消化出来る試合が少ないこともあり、宏紀の試合がオープニングマッチに選ばれました。相手は先週も対戦したチームメイトの小ノ澤選手。球足の速いインドアサプリームのコートでは何が起こっても驚きはありません。まずは自分のペースでゲームを滑り出せるように出来ればと思います。

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谷澤英彦
1989年、史上最年少の17歳で全日本選手権優勝。元デビスカップ日本代表。ナショナルコーチとして06年に14歳以下男子の監督としてチームを世界2位に導く。NHKのテニス放送では解説を務める。
テニスカフェにも出没中。

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