デビスカップ | 谷澤英彦 公式ブログ - Stage Coach - | 史上最年少の17歳で全日本テニス選手権優勝、ナショナルチームコーチの谷澤英彦のブログ

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2009.5. 9

デビスカップ負けてしまいました…。フェドに続き、残念な結果です。

鈴木・岩渕ペアは良く戦ったのではないかと想像します。スコアはもちろんですが、彼らのデ杯に対する思いは深いものがあります。2人ともデ杯のためにスケジュールを組んでいるといっても過言ではないでしょう。キャリア終盤に来ている2人はデ杯の怖さも喜びも全てを知っています。だからこそデ杯にこだわり、今もメンバーに名を連ねています。この2人の代わりが出来る選手がいるでしょうか?ダブルスが上手い選手はいますが、やはりこの2人にはかなわないと思います。

これは素晴らしいことである反面、危ないことでもあります。いつまでもベテランの彼らに頼っている訳にはいきません。シングルスでは杉田、竜馬など出てきていますが、ダブルスに関しては完全に世代交代が遅れています。昨日の竹内監督の言葉そのままですが、順番を待つのではなく、彼らからポジションを奪ってこそ本物です。貴男は「まだまだ譲る気はない」と公言しています。早く彼らの座を脅かす選手が出てくることを望みます。

錦織がいたら。添田がいたら。ホームだったら。色んなことを考えてしまいます。しかし、国としての総合力が問われるのがデビスカップ。選手は全力でプレーしてくれたと思いますし、サポートしたスタッフの皆さんも勝ちたかったと思います。皆さん本当にお疲れ様でした。消化試合になってしまいましたが、もう一日残っています。最後まで代表として最高のプレーをしてください。

2009.5. 9

デビスカップチームはウズベキスタンとのアウェイで苦戦をしているようです。

初日で2敗。重苦しい空気が流れているでしょう。杉田はデ杯の経験はありますがワールドグループの入れ替え戦進出がかかった大舞台は初めてでしょう。竜馬も今回がデ杯デビュー戦。想像もしなかったくらいのプレッシャーの中でのプレーだったでしょう。

私も一度だけですがデ杯出場の経験があります。同じくアウェイのインド戦でした。チームの中で誰がプレーするかはわからない状態だったので、「自分がプレーしたい」という気持ちが強く、いつでも試合に出られるように準備はしていました。
しかし、試合前の最後のミーティングでオーダーが発表された瞬間にその意気込みは消え、「どうしよう」という不安に変わりました。もっと言えば逃げ出したいくらいの恐怖でした。もちろん、日本代表でプレーするということは大変なことですし、プレッシャーもあるだろうと覚悟はしていましたが、プレーする時になって自分が背負う責任の大きさに初めて気が付きました。個人の試合では受けることがないプレッシャーです。今回の2人も相手はもちろんですが、『デ杯』という存在自体が怪物に見えたと思います。

明日は鈴木・岩渕に期待して、最終日に勝負がかかった状態でもう一度プレーをして欲しいと思います。今回は錦織・添田というエースが抜け、若い2人に順番が回ってきましたが、デ杯の合宿では「デ杯のポジションは順番が回って来るのを待つのではなく、奪うもの」と竹内監督は言っていました。今回は回って来た出番かもしれませんが、彼らは今後の日本を背負って立つべき選手です。今は苦しいでしょうが、このチャンスを生かし、この席を他人に譲らないくらいの気持ちで最終日プレーして欲しいです。それは自分のためであり、日本のためです。是非頑張って日本に勝利を!日本からみんな応援しています。

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プロフィール

谷澤英彦
1989年、史上最年少の17歳で全日本選手権優勝。元デビスカップ日本代表。ナショナルコーチとして06年に14歳以下男子の監督としてチームを世界2位に導く。NHKのテニス放送では解説を務める。
テニスカフェにも出没中。

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