ジュニア | 谷澤英彦 公式ブログ - Stage Coach - | 史上最年少の17歳で全日本テニス選手権優勝、ナショナルチームコーチの谷澤英彦のブログ

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2010.6.27

昨日、今日と岩手県の安比高原に北東北ジュニア強化合宿の講師として参加してきました。

去年に続く2回目の参加になりますが、今回は年齢が下は小4から上は中2という幅広い年齢だったので、メニューを考えるのに苦労しましたが、何とか良い合宿にすることが出来たと思います。

参加したジュニア達は強くなりたいという気持ちはありますが、中々その姿勢が表面に出てこない子が多いので、今回はテクニカル的なことよりもハードワークをする中で、関東を始めとした全国のトップ選手達が普段どんな練習&トレーニングをしているか体感してもらいました。おそらく、参加したジュニアのほとんどは普段これほどハードな練習はしていない子の方が多いと思うので、体力的に厳しさを感じた2日間だったでしょう。しかし、全国各所のテニスアカデミーでは当然のようにこれくらいの練習を週5日×12ヶ月こなしているので、まずは質よりも量を確保することが大切だと感じました。

それでもみんな「プロ」だったり、「強くなりたい」という夢や目標を持っています。ではどうしたら良いか?その目標に近づくために最低限必要な練習前の準備から用具の準備、練習に取り組む姿勢など、色々な面においてアドバイスをしました。後はそれを現実にするために行動するしかありません。簡単に言えば諦めずにボールを追い、1回1回の練習に全てを出し切ることを継続することで初めてチャンスは出てきます。

この合宿ではそんな厳しさのほんの一部を”味見”したにすぎません。将来的にはみんなの当たり前がこれくらいまで引き上がってくれることを期待したいです。

2010.4.30

今日は久しぶりにSSCのアカデミーを見学して来ました。1年数ヶ月前までは自分のいた場所。とても懐かしく感じました。

コートが豊富で、コーチの経験値も高い。そして同じくらいのレベルがグループとなり、切磋琢磨し、凌ぎを削ります。時にライバル、時に仲間。我々が生徒としてコートを走り回っていた頃から変わらない光景がありました。


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→このインドアから多くの選手が育ちました。


私がいた頃から知っているジュニアは半数くらい。みんな体が大きくなってプレーも格段に良くなっています。ずっと接していると成長は見えにくいですが、本当に目を見張る成長振りでした。後の半数は新しいジュニアが入っていて、卒業生が出てもところてん方式で次から次へと選手を出す環境があることを改めて感じました。途切れることなく引き継がれていく伝統があり、それはこれからも続いていくでしょう。豪も宏紀もここから育ちました。次の世代を担うジュニアがここから産まれてくるでしょう。

選手としてコーチとしてここで多くのことを学んできた私にとっては原点でありホームです。変わったところよりも変わらないところの方が多く安心し、落ち着ける空間でした。引き締まった雰囲気の中にも一生懸命でピュアなプレーに元気をもらいました。みんなに負けないよう明日から私も頑張ります。

2009.11. 6

無事に帰国しました。久しぶりの日本は思ったほど寒くはなかったですが、いつの間にか街はクリスマスムード。まだ、11月も始まったばかりなのに…。年々ツリーが出る時期が早くなっていると感じるのは私だけでしょうか。

さて、飛行機に乗りながらも気になっていたチェジュの試合ですが、岩本コーチから連絡があり、残っている試合全て勝ったそうです。

シングルスベスト4
男子 内山
女子 井上、大前

ダブルスベスト4
男子 内山・関口
女子 井上・尾崎、大前・牟田口

ポイントを取りにきた大会で狙い通りポイントを重ねてくれています。ここからは勝つごとにランキングがジャンプアップする。言ってみればボーナスステージです。その分これまでと1勝の重みが変わってきますが、プレッシャーに感じることなく、ヤンキースの松井選手のように大舞台で最高のパフォーマンスを見せて欲しいと思います。

宏紀の方は韓国から戻り、休養中。明日から有明に入ります。ドローも決まり、いよいよという感じですが、気負わず、去年同様なフレッシュな気持ちで臨んで欲しいと思います。今思えば去年は「今日が最後、今日が最終日」と思いながら毎試合を戦ったような気がします。今年もそんな気持ちでまずは目の前の1試合に全力で挑めるようしっかりと準備をします。

2009.11. 5

今日のチェジュは今までで一番暖かい一日。初めて半袖になりました。今日勝てばシングルス、ダブルスのベスト8が決まります。

男子S
内山 76、63 韓国
ブレイクされるパターンは大体分かってきました。このパターンにはまらない前に自分のペースに戻すことが出来るかが次からの課題になるでしょう。

男子D
内山・関口 63、75 韓国
セカンドセットは先にリードされセットポイント3本を握られますが、そこから一気に4ゲーム連取。改めてダブルスは勢いだと感じる試合でした。

喜多・ MCLACHLAN 46、06 韓国
こちらは逆に元気がありませんでした。相手のコンビネーションも良く完敗してしまいました。

女子S
井上 61、76 中国
昨日に続きセカンドの出だしでリードを許す悪いパターン。セットポイントを逃れ、何とか逃げ切りましたが、明日は同じ失敗をしないようセカンドの出だしに注意して欲しいです。

大前 76、64 オーストラリア
ファーストは1-4ダウンから巻き返し取ると、セカンドで勝負を決めました。粘られると面倒な相手なので、2セットで終われたことは大きいと思います。

牟田口 57、36 中国
先週のタイで単複優勝している実力者。派手さはありませんが、手堅いテニス。中盤まではイーブンで進みましたが、相手にはまだ、余力が残った状態。最後にギアを上げられて引き離されてしまいました。

女子D
井上・尾崎 63、67、【10-8】
ファイナルセット、8-8の場面で相手にチャンスボールが行き、万事休すでしたが、何と相手がまさかのミス。運も味方して勝利を掴みました。

大前・牟田口 61、61 韓国
今日も最初からエンジン全開。隙のない勝利。

伊藤・奥野 36、36 インド・タイ
各セットとも序盤の競り合いますが、勝負どころでミスが目立ってしまいました。あやふやな審判のジャッジにも振り回され、悔しい負けです。

ということで、シングルスで2名、ダブルスで3ペアがベスト8に残りました。

私は明日、チームを離れ日本に戻ります。来週は全日本選手権。私は宏紀に付くので、その準備があります。これは出発前から決まっていたこと。ジュニアにみんなには申し訳ありませんが、後は岩本コーチにお任せをします。

最後のミーティングでは「このステージは最終目標ではなく、大事なのはジュニアを卒業してから。その先を見据えて行動し、グランドスラムジュニアが終着駅にならないよう広い視野を持ってこれからも頑張って欲しい」ということを言わせてもらいました。みんなとはまたすぐにどこかで会えるでしょう。

明日も最高の準備をしてコートに入ってください。幸運を祈ります。

2009.11. 4

今日は暖かくなりました。チェジュのペースにも慣れてきました。まずは今日の結果から。

男子S
内山 62、61 韓国
昨日の反省を活かし、今日は隙を見せることなく勝ち切りました。

男子D
内山・関口 60、61 韓国
こちらも完勝。

喜多・MCLACHLAN 62・61 韓国
良いパートナーを捕まえました。海外の選手にも積極的にコミュニケーションを取るモトだからこそ組んでもらえたと思います。今回の遠征で初のポイントを獲得。何とか結果が出て良かったです。

女子S
大前 62、62 シンガポール
ゲームの最初と最後でやや固くなりましたが、常に亜希子のペース。今日は最後まで乱れることなく勝利しました。

牟田口 61、62 インド
ジャッジで揉めましたが、言い合いでも一歩も引かない恵美のたくましさが出て、相手を押さえつけました。

井上 62、36、62 インド
もつれるような試合ではなかったのですが、セカンドの決めなければならない場面でミスが出て、相手を復活させ、調子に乗せてしまいました。ファイナルセットも序盤で危ない場面はありましたが、意地で最後の一本は取らせず、逃げ切りました。

伊藤 46、46 オーストラリア
ラリーの展開では負けてなかったのですが、勝負どころで相手のサーブやスピンの効いたショットに苦しめられました。スピードにさえ慣れてしまえば問題ないので、この環境でプレーし続けることが出来ればついていけると思います。

女子D
牟田口・大前 60、61 韓国
相手に恵まれ、ワンサイドゲームになりましたが、手加減なしの全力プレーで圧倒しました。

伊藤・奥野 64、61 オーストラリア・中国
シングルスで負けた選手にリベンジです。積極的な動きとパートナーの彩加ちゃんを引っ張るプレーで勝利に導きました。大きな1勝です。

今日はみんな昨日の反省を活かして気持ちの入ったプレーをしてくれました。遠征が長くなると甘えや気の緩み、疲れなどプレーに影響する色々なマイナス要素が出てきます。その中で常に高いレベルのパフォーマンスし続けなければトーナメントで上位に進むことは出来ないので、こういった遠征しながらコンディションを維持するための調整方法や、気持ちの高め方を作っていくのも大切な勉強です。

今日のラウンドでシングルス、ダブルス共にベスト16。ここから上に進むと獲得出来るポイントも大きくなります。明日は今日以上のプレーをしなければ勝利は掴めません。良い準備をして臨みます。

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プロフィール

谷澤英彦
1989年、史上最年少の17歳で全日本選手権優勝。元デビスカップ日本代表。ナショナルコーチとして06年に14歳以下男子の監督としてチームを世界2位に導く。NHKのテニス放送では解説を務める。
テニスカフェにも出没中。

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