トーナメント | 谷澤英彦 公式ブログ - Stage Coach - | 史上最年少の17歳で全日本テニス選手権優勝、ナショナルチームコーチの谷澤英彦のブログ

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2010.2.19

日本リーグが始まりました。宏紀の所属するリビックは今日はシードが付き試合はありません。私はNTCで恵美との練習だったので報告のみ受けましたが、チームで順調に調整をしているようです。

明日の準決勝の相手はイカイ。外国人をずらっと揃えたチームです。「日本リーグ」という観点からすると外国人選手の扱いは非常に難しい所ですが、どのスポーツでも助っ人外国人枠はありますし、そのおかげでリーグ自体の競争が高まり結果的に日本人選手のレベルアップにつながるっているという見方も出来ます。

時代の変化と共に変わりつつある日本リーグ。これまでも色々な改革が行われてきました。アマチュアのための大会ということからスタートし、最初は1ポイントに限られていたプロの参加も段階的に全面可能になりました。そのおかげで宏紀を含む多くのプロが日本リーグに参加する企業と契約をして世界を転戦するための活動費を得られるようにもなりました。そういった意味でのテニス界に対する貢献度は大きいと思います。

しかし、肝心なリーグ自体の注目度が低く盛り上がりがなければ積極的に参加する企業もなく、撤退する企業が増えるばかりです。開催時期や試合のフォーマット、外国人選手の扱いなど、議論しなければならないことはたくさんあるように感じます。もちろん、それぞれの委員会の中で様々な論議がされているとは思いますが、ここは小さなマイナーチェンジを繰り返すよりも、今の時代に合った新しい日本リーグを作るくらいの大改革が必要な時期に来ているのかもしれません。近年の日本リーグは試合そのもののレベルが上っているので、見せ方を変えることでもっと面白く魅力のあるリーグになるのではないかと思います。

それはそれとして、今プレーしている選手は今置かれている状況の中で最高のパフォーマンスを見せることが一番のファンサービスです。宏紀もチームに貢献できるような働きが出来ればと思います。

2009.12.12

頑張ってきました、「マスターズクラシック」。とどろきアリーナに集結した歴代のチャンピオンたちの同窓会(!?)。ウォームアップから石黒修さんや渡辺功さんとヒッティングをさせていただき、朝一から緊張しっぱなしでしたが、控え室での先輩方の昔話で大盛り上がり。ここに書くことは出来ませんが、今の時代の選手に比べると昔の方々の方が豪快ですね(笑)

エキジビションでは20分マッチでしたが、米ちゃんと組んでミックス。思ったよりも体は動きましたし、ポール回しも出しました!その後は昨日まで一緒に合宿を行っていた豪と貴男に混じってプレー。貴男がサーブしてくれると楽ですね。一度もボールを触らないままゲームポイントで、最後に一度だけ打ったボレーでゲームを取る、おいしいところだけいただきました。途中には石黒さんの息子さんで俳優の石黒賢さんも登場するサプライズもあり、こちらもびっくりしました。

最終戦はまたまた合宿で一緒だった特別参加のジュニア、綾希子(大前)と靖崇(内山)、それから同級生の育史(山本)とプレー。今回の中では平均年齢の低い4人で楽しくプレーさせてもらいました。思い切りの良い綾希子のプレーに靖崇のサーブ、それぞれの持ち味が出た白熱した試合でした。私も練習していた”秘技”を出しましたが失敗に終わり残念…。これが入っていれば完璧でしたが、最後は育史の”秘技”ティーショットサーブで魅せてくれました。どんなショットだったかはご想像ください。(また来年のお楽しみですね)

終わってみるとあっという間でしたが、お客さんの前でプレーをするのは山梨でのイベントを除けば引退して以来初めてで、13年振りです。本当に上手くプレー出来るか心配でしたが、会場の雰囲気と出ているメンバーにテンションが上がったせいでしょうか、思った以上のプレーが出来ました。(今は足がガクガクですが…。)

今回はイベントの趣旨通り、テニスを見る楽しさであったり、テニスというスポーツを通して色々な世代がつなげていくというテーマが前面に出たのでお客さんにも楽しんでいただけたとと思います。今の私の立場は歴代の方々からつないだバトンをまた次の世代に渡し、歴史を引き継いでいくことが役目になっていくでしょう。そんなことも同時に感じました。

今日は本当に楽しい一日でした。我々プロはプレーするだけでしたが、準備をされた日本プロテニス協会のスタッフの皆様は大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。出演したプロは皆また参加したいと言っていましたので、是非、来年も「マスターズクラシック」が開催出来ることを楽しみにしています。

2009.10.17

柏フューチャーズは明日で最終日ですが、今週一番記憶に残ったシーンは内山靖崇17歳と本村剛一35歳の対戦。ファーストセットは勝負所のきっちり抑えた本村が取りますが、セカンド以降はウッチー(内山)がサーブとフォアを武器に先を行きます。ファイナルセットも若く、無欲でチャレンジするウッチーが臆することなく自分のプレーを出し切りました。

勝負が決まると本村は握手をする瞬間にウッチーの肩をトントンと叩き、一言、二言。頭を深く下げるウッチー。世代交代の瞬間でした。勝ちに人一倍こだわる本村が負けてあれだけ爽やかな笑顔は絶対に見せません。その本村の笑顔を見た時についにこの時が来たのを感じました。それを見守る人々。私も両者を知っているだけに胸が締め付けられるような複雑な思いでした。去って行く者、これから這い上がって行く者、時代は流れていきます。それだけは誰にも止めることが出来ません。

http://www.tennis-ttc.or.jp/events/results/2009/itf2009-photo-galleries-day-15.html
その時の写真です。

我々世代はどうしても過去を振り返ってしまいますが、若者はそんなことを気にせず、勢いでどんどん前へ進んで欲しいです。その中でもATPポイントでウッチーに先を越され、その光景を悔しそうに唇を噛みしめながら見守るヤス(江原弘泰)の姿が印象的でした。その思いがあれば彼もきっとやってくれるでしょう。

そして本村選手お疲れ様でした。でも、最後の全日本でも若手の壁となり、勝ちに来ることでしょう。また宏紀と当ったりして。その時はよろしくです。

2009.10.11

今日のジャパンオープン決勝。ご覧になった方も多かったと思います。ツォンガの圧勝でしたね。ユーズニーも前半こそはツォンガの強打をスライスかわす場面もありましたが、圧倒的なサーブ力とフォアハンドに最後はやや戦意喪失状態でした。200キロのセカンドサーブを見た時は度肝を抜かれました。

決勝の前には恵美とみっちり練習をしました。実はこの3日間、解説の合間を縫って練習をしていました。(昨日はてらおさんのブログhttp://blog.workaholic-web.sub.jp/?eid=612#sequelにも練習の様子が載っています。てらおさんありがとうございます。)有明の5番コートは最寄り駅からコロシアムまで行く途中の一番手前のコート。多くのお客さんが足を止め、練習を見てくれています。本当にありがたいことですが、出場選手でもないので本当はあまり目立つところでやりたくはないというのが本音です。それはプロの選手もそれは同じなようで、6番や7番をリクエストすることが多く、我々は必然的に5番になってしまうことが多いのです。多くの視線を受けながらの練習はプレッシャーがありましたが、世界のトップ選手になるといつもこういう状況の中で練習をするのだなと改めて感じました。そういった意味ではこの3日間非常に良い緊張感を持って練習することが出来たと思います。

宏紀の方も同様に、予選で敗れた後も会場に残り、ヒッティングパートナーとして練習を続けました。残念ながら雨が多く、トップ選手と打ち合う機会は少なかったですが、それでも昨日、一昨日とユーズニーのウォーミングアップの相手を務めました。時間にすれば30分くらいですが、トップ選手のボールを受けられることはお金を出しても良いくらいの貴重な体験でした。ユーズニーはインタビューで「今週が今年の中でベストな1週間だった」と言っていたそうです。今回ユーズニーが決勝まで進んだ背景にはもしかすると宏紀のおかげ(!?)かもしれません。その宏紀は火曜から柏フューチャーズ。明日、会場に移動をします。今度は宏紀がユーズニーからパワーをもらって勝ち進むことを期待しています。私も帯同します。良いサポートが出来るように頑張ってきます。

2009.10. 7

今日もジャパンオープンは雨…。有明のセンターコートの他にNTCとSSCで試合が行われました。私はどうしても有明を離れることが出来ない村上フェドカップ監督の代わりにSSCでの試合を観戦してきました。

退社してからSSCに行くのはこれが初めて。懐かしいのと同時に緊張感もありました。しかし、こういう機会でもなければ行くチャンスもないので、試合が行われている混乱に乗じて久しぶりにSSCの門をくぐりました。たくさんの元同僚に声をかけてもらい、お互いの近況報告などをしましたが、ブログを読んでくれている方も多く、私がどこで何をしているかみんな大体は把握してくれていたことが嬉しかったです。

さて、肝心の試合ですが、シングルス1回戦の残り4試合とダブルスが行われました。雨の影響で本来であれば昨日までに1回戦は全て終わっていないといけませんが、相当な遅れが出ています。第一シードフランスのCOIN選手。怪我からの復帰を果たした森上選手など、センターコートに入るようなカードも無観客試合となってしまいました。本当に天気が恨めしいです。しかし、この後の日程のことを考えると、コートがどうのということよりも最後まで消化出来るかの方が心配になってきますので、残念ですが仕方ありません。しかも、明日は台風が直撃の予報…。無事に大会を終えることが出来るでしょうか。違う意味での正念場が続きます。

今年から女子はWTAツアーから降格となり、10万ドルのITF大会になってしまいましたが、2桁の選手も出場していますので、国内のITF大会の中ではトップクラスの大会です。選手にとってはランキングを上げるのに絶好のチャンスですし、この秋のシリーズで頑張っておけば来年の全豪は予選に入れたり、一気に勝てば本戦の可能性も出てきます。先週の東レのような世界トップレベルのプレーも魅力的ですが、グランドスラムを目前にした選手たちの戦いはまた違った熱さがあり、みんな必死でした。初めて見る外国人選手も多かったですが、ネームバリューではなくプレーそのものが荒削りな部分もありますが、ダイナミックでパワフルなプレーを見ることが出来ました。その中でどれだけ日本人選手が絡んでいけるかを楽しみにしています。

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プロフィール

谷澤英彦
1989年、史上最年少の17歳で全日本選手権優勝。元デビスカップ日本代表。ナショナルコーチとして06年に14歳以下男子の監督としてチームを世界2位に導く。NHKのテニス放送では解説を務める。
テニスカフェにも出没中。

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