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2011.12.27

今年は19名の選手がフロリダキャンプに参加した。12月1日に成田を出発23日に帰国の日程だった。マイアミにデトロイト経由で入り着いてからの2日間は練習とトレーニングを行った。今回も練習の拠点にしたのは通称カルガモコートだった。ホテルもカルガモに近いところ(ランニングで10分程度)のキッチン付きのスイートホテルに収まった。車は2台15人乗りのバン、いつも借りている業者なのでホテルまで持って来てくれた。

3日目からは2デイトーナメント(ローカルトーナメント)のCasely Internatioal とアメリカンカップ14歳以下がスタートした。2デイにはアメリカンカップとジュニアオレンジボウルで試合がない時に随時参加するようにした。体が耐えられる範囲で出来るだけ毎日試合が出来るように計画を立てた。連戦で疲れが見えた選手は休むか出来る範囲の練習とトレーニングを行った。12月4日から19日までに最多で20試合、最小で14試合の試合をこなした。

試合結果はジュニアオレンジボウルでの最高は堀江亨のフィードインコンソレ5回戦(全体でベスト20 ~
32)だった。アメリカンカップは藪巧光のベスト8が最高だった。2デイトーナメントでは18歳以下を含め数大会の優勝があった。


1日のスケジュールの中で練習と試合そしてトレーニングを出来るだけ入れるようにした。
体力的に厳しく体に痛みを訴える選手は山本周平、酒井亮裕両トレーナーの指示に従ってケアを受けた。2人ともアメリカで資格を得ているアスレチックトレーナーだ。

アメリカンカップとジュニアオレンジボウルでは早朝7時前にコートに着いてアップそして練習を行い試合へ入った。7時に到着すると日本の選手か韓国のチームが同じ様に早く陣取っていた。

2デイ、アメリカンカップそしてジュニアオレンジボウル毎日ある試合では渡辺大輔コーチ(現日本テニス協会ナショナルコーチ)と米沢で手分けして殆どの試合を観戦してアドバイスをした。試合を通じて各選手は顕著な上達を見せていた。

キャンプ中盤にはクロアチアチームとジュニアオレンジボウルのウオームアップを兼ねて対抗戦(14歳以下)も行った。夏にお世話になったクロアチアナショナルセンターの選手達だ。勝率は5勝10敗だった。ダブルスをファイナルセットで全敗したのが勝敗を分けた。
12歳以下は本戦組の選手同士でクレーコートを借りて練習試合を行った。

Team Yonezawaのキャンプでは電子機器や携帯電話の使用禁止のルールを設けている。子供たち同士は密にコミュニケーションがとれ数日間もあれば家族のような雰囲気が生まれていた。団体行動なので自分の試合まで長時間待つ場合などは学校の宿題など勉強をするようにした。

今回特に意識して行った事は選手達のテニスに対しての集中の持続だった。出来るだけ質の高い内容の濃い1日にする為に毎日遅くなっても全員が集まり短い時間でもミーティングを行った。毎日どれだけフォーカスしてテニスに打ち込めるかが短期間での上達の鍵だ。

残すところ数日になりジュニアオレンジボウルも全員が終わった12月20日には練習した後準々決勝戦の試合観戦そして恒例のマイアミビーチでのフットワークの追い込みを行った。クロアチアチームも参加して40名の賑やかなランニングとなった。

帰国して成田に到着するまで怪我、事故、病気が最も心配だったが全員元気に無事に戻る事が出来た。最後になりましたがこの遠征に際しまして多大なサポートを頂いたご両親、参加選手の地元のクラブのコーチの方々、マイアミスプリングスラケットクラブのマニーさんこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。有難うございました。そして不眠不休で3週間子供たちのお世話頂いた渡辺大輔コーチ、山本周平トレーナー、酒井亮裕コーチ兼トレーナー本当にお疲れ様でした。

2011.12.22

12月21日 マイアミ 27度 晴れ
今回のキャンプもいよいよ最終日だ。朝8時半からカルガモコートでの練習で1日がスタートした。練習の後ジュニアオレンジボウル準々決勝戦を観戦、そしてモールでリラックスの時間を過ごした。

練習では基本を中心に行った。特に伝えた事はサーブのグリップだった。まだ厚めのグリップで握っている選手も多数いた。ネットすれすれを通しながらコントロールも甘くプレッシャーがかかると相手に打ちこまれているケースが目立っていた。
サービスのポイント:
・適切なグリップ(コンチネンタル)
・肘の角度(90度)
・腰を前に突き出す。
・バランス(頭が動かない為の胸を張った姿勢)
・後ろ足の蹴り上げ。
など

サーブの後はサーブアンドボレーの練習をポイントを競いながら行った。ネットへ出る際のダッシュの勢いをいつも強調しているのだが知らないうちにゆっくり走り込んでしまうのが選手の習性だ。今の内に体に染みつけておきたい動きの基本だ。

午後のジュニアオレンジボウルでは熱戦が繰り広げられていた。一見派手に凄いショットを打っているように見える選手もじっくり試合を見ていると彼らの特性も良く見えて来くる。上位に残っている選手達は勝つ事を最優先に考えているのが感じられた。最終的にはミス待ちのパターンに入り込んでいる選手が多いのが印象的だった。

明日の朝は4時半に集合してホテルを出発だ。

2011.12.21

12月20日 マイアミ 20度 晴れ
ジュニアオレンジボウルフィードインコンソレに勝ち残っている堀江亨は8時からの4回戦韓国のランキング3位(今大会第9シード)を圧倒して下したものの午後行われた5回戦ではウクライナの選手の堅実なプレーに対して自滅する内容で敗退した。

日本の選手のプレーは普段砂入り人工芝が多いのも影響してかどうしても平面的なプレーになりがちだ。今日のウクライナの選手はネット上1~2メートルぐらいの高さを通して深く打ってエラーをしないで長いラリーに持ち込んで相手をじらせるパターンを武器にしていた。それに対して攻めを急いだ亨は上手いカウンターとエラーを誘われる展開になってしまった。

何もしてこない相手のプレーの将来はと言うと決して明るくはないがそれを上手く崩す術も持っておかなければ攻撃的な選手も先は厳しくなる事も知っておいてほしい。

試合会場から向かったのはマイアミビーチだった。恒例のビーチでの追い込みだ。今回はクロアチアチームも参加したいと言う事で40人ほどの賑やかなトレーニングになった。



2011.12.20

12月19日 マイアミ 22度 晴れ
ジュニアオレンジボウルの試合に合わせて早朝練習する組とカルガモコートで午前中練習する組に分かれて行動した。我々にとっての最後の2デイでも皆試合を重ねた。

ジュニアオレンジボウルのフィードインコンソレは午前中2回戦、午後3回戦が行われた。明日に勝ち残ったのは男子12歳以下の堀江亨だった。昨日から引き続き質の高いタフなプレーでポルトガルの選手を圧倒した。

試合を観戦していて感じる事だが良い選手はラリーが多い事だ。ラウンドを追うごとにラリーが多いので試合時間も長くなって来るのがトーナメントの特徴だ。ラリーが多く出来るためにはディフェンス力があってこそ相手とやりあえるのだ。

明日は午前中ホテルで休んで午後少し試合観戦の後マイアミビーチで追い込みだ。クロアチアチームも追い込みの参加予定だ。明日も充実した1日になりそうだ。



2011.12.19

12月18日 マイアミ 23度 晴れ
マイアミでの生活のスタートは試合時間の開始が8時なので殆ど毎日5時台に起きている。10時を目標に寝れるようにしているがタフなスケジュールも選手達は上手く順応している。

ジュニアオレンジボウル本戦2回戦山下晶平はウクライナの選手に攻め続けたが惜しくも敗れ明日からのフィードインコンソレに廻る事になった。今日のフィードインコンソレ1回戦では堀江亨が今大会第7シード(本戦)の中国1位の選手に迫力あふれるプレーで競り勝った。質の高い自己評価90点の内容だった。コンソレでも本戦以上の対戦も多く見られるのがジュニアオレンジボウルだ。

いつも選手達に伝えているがこのステージで勝つためにはただ良いショットが打てるだけでは足らないのだ。勝っている選手の勝利に対しての執念が優っているのが勝利の最大の要因だと感じる。負けたくない、勝ちたいと言う気持ちがあればこそ試合の前の練習、試合、試合後の練習そしてトレーニングに対してこつこつと取り組めるのだと思う。

今日コート上でアドバイスした事に練習の仕方だった。相手のアウトボールに対しての処理なのだがボールを止めたり軽く返すのではなく必死になってディフェンスの練習にするのが上手い練習方法だ。相手が自分より下手でもいい練習にする方法の一つだ。

今回のフロリダキャンプも残すところ数日になった。明日も充実した1日になるようにサポートしたい。


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プロフィール

米沢徹
チームヨネザワ代表。元デビスカップ代表選手。盛田正明テニスファンドコーチ兼マネージャーや、ジュニアデビスカップ、ジュニアフェドカップの監督を務め、現在はチームヨネザワ代表としてジュニアの育成に力を入れている。
テニスカフェにも出没中。

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